一般財団法人環境イノベーション情報機構

ヘルプ

サイトマップ

メールマガジン配信中

環境ニュース[国内]

アズビル、室内の快適性を維持して省エネ図る空調用のCO2濃度制御機能を販売

エネルギー 省エネルギー】 【掲載日】2015.08.04 【情報源】企業/2015.07.29 発表

 アズビルは、室内の快適性を維持して省エネを図る空調用の「CO2濃度制御アプリケーション」機能の販売を7月30日から始めた。同機能は空調コントローラー「Infilex(インフィレックス)VC」に追加搭載し、CO2の濃度と温度で空調ユニットの風量を適切にコントロールする。CO2濃度と温度を計測する「室内用CO2濃度・温度センサ」も併せて販売する。
 VAVと呼ぶ空調システムに適用する。VAVは可変風量制御空調方式の1つで、室内の負荷に応じて送風量を変えることによって冷暖房能力を調節する。従来のVAVユニットは室内に設置した温度センサー(サーモスタット)の室温情報に応じて風量を調整していた。しかし在室者がいない部屋でも送風が行われ、エネルギーの無駄が生じていた。
 インフィレックスVCはCO2濃度制御アプリケーションを内蔵し、室内用CO2濃度・温度センサが検知したCO2濃度と室内温度を基に、VAVユニットの風量を制御する。在室者の人数に合わせて変化するCO2濃度を捉え、少ない部屋は風量を抑制し、不在時は風量をゼロにできる。CO2濃度は室内の空気汚染の総合指標として利用されることが多い。
 建物の中で利用人数が増減する会議室や役員フロアなど、小さな部屋の省エネに適している。CO2濃度制御アプリケーション機能を搭載したインフィレックスVCの販売価格は1台6万5000円に設定した。同20万円の室内用CO2濃度・温度センサとともに自社・テナントオフィスビルなどに積極展開し、初年度に1000セットの売り上げを目指す。【アズビル(株)】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

情報提供のお願い(企業・自治体の方へ)

プレスリリース

関連情報

関連リンク