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環境ニュース[国内]

JFEエンジ、スマートアグリ事業第1弾で北海道苫小牧市に野菜生産プラント建設

エコビジネス 環境と経済】 【掲載日】2014.03.24 【情報源】企業/2014.03.18 発表

 JFEエンジニアリングは、スマートアグリ(情報通信技術を活用した農業)事業の第1弾として、北海道苫小牧市に野菜生産プラントを建設する。高度栽培制御システムや、国内で初めてとなる大規模ガスエンジン・トリジェネレーションシステムを導入する。3月18日に起工式を行って工事を始めた。8月の完成を予定している。
 苫小牧市の工業団地内約3.8haの敷地に1haのベビーリーフ栽培棟、0.5haのトマト栽培棟と、エネルギー棟、出庫管理棟、見学者用PR棟を設ける。栽培棟では、照度や風向きを含む天候データや、温度、湿度、CO2濃度などのデータを基に栽培種に応じて環境を制御し、光、CO2、温度、養分を最適にして光合成を最大にする。
 トリジェネレーションは、コージェネレーション熱電併給)に加えてCO2も活用するエネルギー供給システムで、このプラントには大規模な装置を備える。天然ガスからつくる電気を栽培棟の照明に利用したり売電したりするほか、排熱を暖房に、排ガスを野菜栽培のためのCO2に使う。建設費は栽培設備に約6億円、土木・建築に約4億円をかける。
 生産はJFEエンジと、施設野菜農業の地元企業が出資する事業会社が手掛け、8月にベビーリーフ、10月にトマトの出荷を始める。栽培技術を蓄積して独自仕様を確立した後、規模拡大と多品種生産を行ってパッケージ化し、2017年度からEPC(設計・調達・建設)事業を展開する。5年後に生産とEPCで100億円の売り上げを目指す。【JFEエンジニアリング(株)】
提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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