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環境ニュース[国内]

三菱商事、シンガポールの農産物事業大手に出資、持続可能な農産物の調達拡大

エコビジネス その他(エコビジネス)】 【掲載日】2015.09.01 【情報源】企業/2015.08.28 発表

 三菱商事は、シンガポールの農産物事業大手、オラム・インターナショナルに20%出資し、資本・業務提携する。両社で合意した。食のサステナビリティー(持続可能性)への関心の高まりに対応し、持続可能な農産物の世界的な調達網拡大に向けた取り組みを強化する。オラムはコーヒー、ココア、ナッツ類などで世界トップクラスのシェアを持つ。
 三菱商事はオラムの第三者割当増資で12%相当の株式を引き受けるとともに創業家から8%相当を取得する。出資額は15億3000万シンガポールドル(約1300億円)となる。併せてオラムに取締役を2人派遣して経営に参画する。三菱商事の食品製造・販売とオラムの農業生産・調達を融合し、生産から加工、製品製造・販売までの新しい基盤をつくる。
 オラムは、環境負荷の低減や地域社会・経済の発展を通じて持続可能な事業活動を推進することを基本戦略に掲げ、サステナビリティーとトレーサビリティー(追跡可能性)を重視した農業生産・集荷・製造加工のバリューチェーン(事業価値の連鎖)を構築している。アフリカでは、農業商品に加えて製粉、加工食品などを含む事業基盤を保有する。
 先進国の消費者間で、品質だけでなく、環境・社会面の課題解決につながるサステナブル(持続可能)な食品を求める傾向が高まる中、食品メーカー大手は持続可能な農業活動を基に生産された原料の比率を高めている。三菱商事はこうした動きを受け、オラムを戦略的な事業パートナーにすることで、日本と世界の消費者にサステナブルな食品を提供する。【三菱商事(株)】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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