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環境ニュース[国内]

IHI、新事業として農業情報サービスを展開、最大級の農業機械イベントで紹介

エコビジネス 環境技術】 【掲載日】2014.07.10 【情報源】企業/2014.07.07 発表

 IHIは、新事業の一環として農業情報サービスを展開し、北海道・十勝帯広地区の農業生産者をモニターとしてサービス提供し、生産を支援している。グループの宇宙開発、気象観測、農業機械技術を活用する。日本最大級の農業機械イベント「第33回国際農業機械展in帯広〜次世代農業へ新たなる挑戦〜」(7月10〜14日、北海道帯広市)に出展して紹介する。
 農業情報サービスは、持続可能な食料生産などを目的に、2011年度から同地区で実施している。農業ICT(情報通信技術)技術を採用して開発した、農業生産支援システム「Field Touch(フィールドタッチ)」を使う。作物の生育環境や状態のデータ、作業記録データを集め、生産支援情報・ツールを活用して農業生産と経営の計画・実行・改善を図る。
 現在は、同地区11市町村の約300軒近いモニター生産者向けに、人工衛星や航空機による土壌・植生分析情報と、気象・土壌観測データの試験提供を行っている。土壌・植生分析結果は、約10日ごとに更新する。気象・土壌データはリアルタイムで配信する。気象・土壌計測センサーは同地区の36カ所に設置され、撮影した現地のライブ画像も表示する。
 将来は、食品メーカーの原料作物や、流通・小売業の企業が生産する野菜の安定調達に役立つ、新たな価値の提供を目指す。第33回国際農業機械展in帯広には、グループで農業用機械製造・販売のIHIスターとともに出展する。生産性の向上や農産物の安定調達につながるフィールドタッチをアピールし、試験提供している情報サービスを体験してもらう。【(株)IHI】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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