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環境ニュース[国内]

コマツ、新型のバッテリーフォークリフト発売、急速補充電で長時間稼働を実現

エコビジネス その他(エコビジネス)】 【掲載日】2015.09.07 【情報源】企業/2015.09.01 発表

 コマツは、最新技術を搭載した新型のバッテリー式フォークリフト「FE30-1」を9月1日に発売した。バッテリー式で環境性能を高めながら、独自の“急速補充電”システムでエンジン式と同様の長時間稼働を実現した。無駄な電力を省くインバーター(変換装置)で、充電を最適に制御する、定置式の急速充電システムを新たに開発した。
 急速充電システムは、1時間程度の充電でバッテリー残量が30%から80%まで回復する。昼休みや休憩時間に補充電することで1日の稼働時間を伸ばすことができる。バッテリーはメンテナンスしやすいタイプで、充電中に電解液がほとんど減らないため補水の手間がなく、水素ガスの発生もない。そのためバッテリーフードの開放も要らない。
 バッテリー式フォークリフトは、CO2排出量がディーゼルエンジン式フォークリフトの3分の1と少なく、環境負荷を低減する。電気代はディーゼルエンジン式の燃料代の5分の1とランニングコストも大幅に抑える。大型のカラーモニターで、走行速度やバッテリー残量に加えて稼働時間、充電電力量、電力料金、積算CO2排出量が確認できる。
 密閉構造のモーター・コントローラーを搭載して電装品の耐水性・防じん性を高め、雨天の屋外や粉じんが多い場所などさまざまな現場に対応した。全長3710mm、全幅1235mm、全高2215mmで最大荷重は3tとなる。環境性能と経済性、長時間駆動を訴求して展開する。584万円(税別)の価格を設定した。初年度に国内で500台の販売を目指す。【(株)小松製作所】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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