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環境ニュース[国内]

三菱日立パワーシステムズ、ベラルーシで熱電併給GTCC発電所のタービンを受注

エネルギー その他(エネルギー)】 【掲載日】2015.09.17 【情報源】企業/2015.09.14 発表

 三菱重工業と日立製作所の火力発電システム事業を統合した三菱日立パワーシステムズ(MHPS)は、東欧のベラルーシで建設される熱電併給GTCC(ガスタービン・コンバインドサイクル)発電所向けのガスタービンを受注した。中国政府系のエンジニアリング会社、中国機械設備工程が発注した。同発電所の建設は、ベラルーシの地域電力事業者、ゴメルエネルゴが担う。
 ベラルーシの首都ミンスクの南東約300kmに位置するゴメル市にで、ゴメル第1熱電併給所の既設設備を更新するプロジェクトとなる。世界銀行からの融資を受け、発電容量と熱供給量を増加させるとともに、省エネを図る。2017年6月の運転開始を予定している。中国機械設備工程がプロジェクトのEPC(設計・調達・建設)を担当する。
 この熱電併給GTCC発電所は、ガスタービンと、蒸気タービン、排熱回収ボイラー、発電機などで構成する。MHPSはこのうち、出力2万6000kWの「H-25形」ガスタービンを製作・供給するほか、技術者を派遣して現地での据え付け指導を手掛ける。H-25形ガスタービンは高効率、高信頼性を特長にする重構造型で、性能が評価された。
 H-25形ガスタービンは1987年の初号機以来170基を超える受注実績がある。GTCCはガスタービンで発電した後、その排熱で蒸気タービンでも発電し、CO2排出を抑制する。ゴメルエネルゴはベラルーシ政府系電力事業会社傘下で発電、送電、配電、熱供給事業を展開している。中国機械設備工程は約50カ国・地域でインフラのEPCを行っている。【三菱日立パワーシステムズ(株)】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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