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環境ニュース[国内]

住友電工、タイの交通管制システム用機器製造大手と協業、交通渋滞の低減を目指す

大気環境 交通問題】 【掲載日】2015.09.17 【情報源】企業/2015.09.14 発表

 住友電気工業は、タイの交通管制システム用機器製造・販売大手、ジーニアス・トラフィックシステムと高度道路交通システム(ITS)分野で協業することで合意書を結んだ。同国の首都バンコクに交通管制センターを構築して、交通渋滞の低減を目指す。交通管制システムが継続的に整備されるよう当局に共同で働き掛ける。
 ジーニアスは交通信号灯器・信号制御機や道路情報板など、交通管制システム用機器を手掛け、バンコクやタイの地方都市に長年納入している。住友電工は交通管制センターをバンコクに構築するため、協業することにした。車両感知器で収集した交通データを管理・解析し、交通信号の赤・青の最適なタイミングを自動計算して制御する。
 住友電工は、独立行政法人国際協力機構JICA)の公募事業に「タイ・バンコクにおける渋滞問題改善のための交通管制システムの維持・管理技術普及促進事業」を提案して採択されている。今後、ジーニアスの協力を受けながら、この技術普及促進事業を進める。試験的な交通管制システムを構築・導入し、渋滞軽減の効果を実証する。
 住友電工が日本で展開する高度な交通管制システムの計算手法を交通渋滞が激しいバンコクに適用して渋滞を軽減させる。安全性の向上と併せて、温室効果ガスの排出削減を図る。事業では現地関係者への管理技術の研修も行い、システムが長期間稼働する利点を伝える。住友電工はジーニアスとの協業を通して、タイでのITSビジネスの拡大を視野に入れる。【住友電気工業(株)】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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