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環境ニュース[国内]

ドイツ 青年を対象に、海洋廃棄物削減を呼びかけるプロジェクトを開始

ごみ・リサイクル】 【掲載日】2015.10.01 【情報源】/2015.09.18 発表

 ドイツ連邦環境庁は、ドイツ自然保護連盟青年部(NAJU)が行うプロジェクト「トラッシュバスターズH2O」を支援することを公表した。このプロジェクトは、青年層を対象に、海洋、河川などへの廃棄物投棄の回避やプラスチック廃棄物の危険性の理解喚起を目的するもので、2年間の予定で実施される。まずは、国際ビーチクリーンアップデーである9月19日から2週間に渡り、ドイツ全国で清掃アクションを実施する。プロジェクトのウェブサイトでは、全国で実施される行われるアクションの情報を得ることができる。
 地球上の海洋には1億4200万トンの廃棄物、そして海洋上表面の1平方キロメートルにつき1万8000点のプラスチック廃棄物が存在していると予想されている。また、北海南部の海岸では、海岸線100メートルにつき平均236点の廃棄物があり、北海の海底には1平方キロメートルにつき平均11キログラムの廃棄物が存在しているという。バルト海では、年間1万点の漁網が紛失しており、これらが長期間にわたり、生態系に影響を与えている。連邦環境庁は、海洋における廃棄物の由来や海洋に生息する動物への廃棄物による影響についての研究、対策提案に力を入れており、「トラッシュバスターズH2O」のような成果が期待できる革新的なアイデアを持つ団体のプロジェクトを支援している。【ドイツ連邦環境庁】

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