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環境ニュース[国内]

トヨタ自動車、HVの新型「プリウス」に採用する先進技術公表、40kmの燃費実現

大気環境 交通問題】 【掲載日】2015.10.15 【情報源】企業/2015.10.13 発表

 トヨタ自動車は、ハイブリッド車(HV)の新型「プリウス」に採用する先進の技術を公表した。熱効率を高めたエンジンを搭載するとともに、モーター、パワーコントロールユニット、駆動用バッテリーなどのシステム全体で小型・軽量化や低損失化を図った。これによって実走行に近いJC08モードでガソリン1Lあたり40kmの燃費性能を実現する。
 12月の発売を予定する。世界初の量産HVとして1997年に初代を発売して以来4代目で、「Beautiful Hybrid(美しい地球・美しいクルマ)」をテーマに開発した。エンジンは排気量1.8Lでクラストップ水準の最大熱効率40%を達成した。燃焼室内の気流を強化するとともに燃焼速度の向上で大量の排気再循環ガスを導入して燃焼効率を高める。
 モーターは新しい巻き線方式を使った高回転型を新開発して小型・高出力密度化を可能にし、パワーコントロールユニットは低損失素子の採用で損失を約20%低減した。駆動用バッテリーはリチウムイオン電池、ニッケル水素電池とも新開発して高性能・小型化した。動力伝達装置のトランスアクスルも配置の工夫や小型化で損失を約20%低減する。
 外観は低重心で走りの良さを強調する。全高を20mm下げ、屋根の頂点を170mm前に出すことでさらに空力性能を高めた。全長4540mm、全幅1760mm、全高1470mmだ。歩行者検知機能付き衝突回避支援システムなど各種の安全機能も備える。「第44回東京モーターショー2015」(10月28日〜11月8日、東京ビッグサイト=東京・江東区)で披露する。

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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