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環境ニュース[国内]

三菱重工、フランスの電力・ガス大手と発電や環境技術開発で包括的協力の覚書

エコビジネス 環境技術】 【掲載日】2015.10.15 【情報源】企業/2015.10.09 発表

 三菱重工業は、フランスの電力・ガス大手のエンジー(旧GDFスエズ)と、発電や環境技術の開発に関して協力することで合意し、包括的協力の覚書を結んだ。各種の電源による発電や電力供給をはじめエネルギーのバリューチェーン(事業価値の連鎖)全般で連携する。幅広いエネルギー分野の最新技術を地域に応じて提供することを狙いにする。
 両社の協力で、火力発電、原子力発電、再生可能エネルギー、分散電源などを幅広くカバーする。同時に、電力供給でのエネルギー効率向上、資源利用の最適化や、CO2排出削減を可能にするさまざまな技術と、継続的な運用に必要となるメンテナンスなどのサービスを対象にする。中でも、発電設備の効率向上と、CO2排出を削減する技術・サービスの開発に力を入れる。
 具体的には、火力発電設備と付帯設備の最適化、高効率ガスタービン市場の開拓、電力・熱・水素の複合生産、燃料電池、モニタリングシステムなどとなり、世界各地域の電力事情や環境規制に対応する。発電時にCO2を排出しない基幹電源としての原発事業の推進と市場開拓も含む。両社はこれまでも発電設備などで協力してきたが、さらに加速させる。
 発電・環境技術を提供する三菱重工と、電力の供給を手掛けるエンジーが密接に協力することで、技術・サービスの市場導入までの期間を短縮すると同時に、電力利用者のニーズに的確に応えられるようになるという。エネルギー分野で大幅な温室効果ガス削減が求められる中、最高の効率で資源を活用するシステムの開発を目指して協力を深める。【三菱重工業(株)】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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