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環境ニュース[国内]

アサヒグループ、酵母副産物を使った農業資材の評価で温室効果ガスの減少を確認

地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2015.10.21 【情報源】企業/2015.10.15 発表

 アサヒビールを傘下に持つアサヒグループホールディングスの研究機関、豊かさ創造研究所は、ビール醸造で発生する酵母の副産物を使った農業資材(肥料)を総合評価した。その結果、稲作で、従来の方法と比べて収穫量あたりの温室効果ガス排出量が大きく減少することを確認した。国立研究開発法人農研機構の中央農業総合研究センターと実施した。
 アサヒグループホールディングスはビール醸造から発生する酵母の細胞壁を応用した肥料を開発し、これが作物の生産を飛躍的に高めることはこれまでも分かっていた。副産物を基に製造した肥料は、生産性向上と温室効果ガスの排出削減が期待される。しかし十分検討されていなかったため、農業の生産性と環境影響を総合評価する枠組みを開発した。
 総合評価の枠組みは、製品やサービスに対する環境影響評価手法のLCA(ライフサイクルアセスメント)をベースに、定量的な環境影響評価とコストの視点からシステムを評価する。農業の生産性向上とライフサイクルでの温室効果ガスの排出量削減にどの程度貢献するかを明らかにするために、酵母副産物の肥料を使用した稲作を総合的に評価した。
 単位面積で比較した場合、収穫量が17〜37%増えるにも関わらず、温室効果ガスの排出量はわずかな増加にとどまった。これは、肥料にかかる少額のコストで、相対的に大きな成果が得られることを示していて、稲作が中心の東・東南アジアで食糧の増産と持続可能性の向上に大きく貢献できるという。今後、フィールド試験での詳細な解析と他の作物で効果の検証を進める。【アサヒグループホールディングス(株)】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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