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環境ニュース[国内]

積水化学、2012年度の環境貢献製品売上高比率と温室効果ガス削減で目標を達成

環境一般 CSR】 【掲載日】2013.08.05 【情報源】企業/2013.07.31 発表

 積水化学工業は、グループの2012年度の環境貢献製品の売上高比率と温室効果ガス排出量削減で年度の目標を達成した。売上高比率は38%の目標と同じ38%、温室効果ガス排出量は1990年度比21%削減の目標を上回る28%削減となった。2012年度は3カ所の事業所で生態系への影響評価も実施し、課題を明らかにしたことで活動を推進する。
 環境貢献製品は、環境配慮レベルを高め、環境負荷を確実に低減する製品を指す。2012年度の売上高は、太陽光発電システム搭載住宅の販売が好調だったことに加え、製品の品目を増やしたことから3925億円に拡大し、売上高比率は38%だった。生産事業所で排出されるCO2は、環境貢献製品の売り上げによる削減量でほぼカバーしている。
 生産活動に伴う温室効果ガス排出量は目標を上回った。CO2排出抑制を目的にした投資について、削減効果に応じた費用を各事業部門に支援する環境投資促進策の成果が表れた。医薬・検査事業の積水メディカルの岩手工場(岩手県八幡平市)では、ボイラーの燃料転換や排熱を有効利用するシステムの導入などでCO2排出量を前年度比11%削減した。
 国内の3事業所では、生産プロセスや土地利用を生態系への影響の視点で評価した。一部の事業所で高木、低木を織り交ぜた立体的な構造が少なく植栽が単一になっている課題が分かり、今後、生物と共生できる事業所づくりを進める。2013年度は環境貢献製品売上高比率40%以上、温室効果ガス排出量の1990年度比20%以上削減を目指す。【積水化学工業(株)】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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