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環境ニュース[国内]

大栄環境、金属リサイクル大手と包括業務提携、共同出資会社を設立

ごみ・リサイクル リサイクル】 【掲載日】2015.10.29 【情報源】企業/2015.10.28 発表

 廃棄物処理・再生の大栄環境ホールディングス(神戸市東灘区)は、金属リサイクル業大手のスズトクホールディングス(東京・千代田区)と包括業務提携し、廃棄物処理・リサイクル事業の全国展開を目指す。総合建設業、製造業、自治体などの排出事業者を対象に事業を推進する。営業活動、合併・買収、研究開発を手掛ける共同出資会社を立ち上げる。
 両社のグループはともに業界大手で、大栄環境は関西・中部、スズトクは関東地域で事業を展開している。それぞれ年間で462億円、519億円の売り上げがある。包括業務提携によって全国でリサイクルビジネスの振興を図るとともに、小型家電リサイクル分野の処理手法・情報管理の標準化、海外展開、廃棄物処理・リサイクル領域の技術開発などを進める。
 リサイクルの重要性が高まる一方、事業者の多くは規模が小さい。このため最高水準の処理施設を多数保有する両社が連携することで、排出事業者が求める安心で安全なリサイクルの受け皿を整え、リサイクルビジネス全体の振興を推進する。小型家電リサイクルでは両社のノウハウを共有し、技術課題の解決に向けて処理や情報管理手法を改善して標準化する。
 共同出資会社「メジャー ヴィーナス・ジャパン」は、両社が折半出資して12月に東京・千代田区に設立する。資本金は1億円となる。両社の施設間連携と顧客窓口の共有を前提に、さまざまな廃棄物や循環資源を受け入れるソリューション営業を実施する。全国展開・海外展開に向けた事業買収や、次世代技術・設備の商用化を視野に入れた研究開発も行う。【大栄環境ホールディングス(株)】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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