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環境ニュース[国内]

富士通、光ファイバーの温度センシングによる火力発電所異常検知システムを開発

エネルギー 省エネルギー】 【掲載日】2015.11.17 【情報源】企業/2015.11.12 発表

 富士通は、超多点温度センシング技術を使った、火力発電所の設備異常検知システムを東北電力と開発した。1本の光ファイバーで1万カ所以上のリアルタイムの温度測定ができる技術で、東北電力の秋田火力発電所(秋田市)で実証実験を行って、有効性を実証した。従来の異常検知に使われている「ポイント式温度センサー」より詳細でリアルタイムに検知できることを確認した。
 超多点温度センシング技術は、数km以上の光ファイバー上を10cm間隔で連続的に温度が測定できる。電気ではなく光を使う測定技術ため危険が少なく、発電所に関連するさまざまな設備に導入できる。ポイント式温度センサーは、センサーごとに電源や通信ケーブルが必要になるうえ、火力発電所特有の厳しい制約で設置できる場所や数に制限があった。
 火力発電所設備の安定稼働を維持するには、燃料の重油を運ぶ燃料配管や、燃料配管に巻き付けて高温の水蒸気を送る蒸気配管、燃焼した排ガスを排出するボイラー煙道などの温度変化を監視し、状況を把握することが重要になる。秋田火力発電所では2014年6月〜2015年3月に燃料配管と蒸気配管、ボイラー煙道の温度変化を継続的に測定して解析した。
 その結果、蒸気配管内の水蒸気の異常な液化や滞留の発生が検知できたほか、蒸気配管と燃料配管の温度上昇・低下タイミングの比較からそれぞれが正常な状態かどうかの把握にも成功した。ボイラー煙道ではリアルタイムの温度監視で異常検知が可能なことが分かった。富士通は今後システムの商品化を進め、発電所や各種のプラント向けに展開する。【富士通(株)】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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