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環境ニュース[国内]

味の素・カゴメなど、6社が共同配送を北海道で開始、輸送効率の改善でCO2削減

大気環境 交通問題】 【掲載日】2015.11.17 【情報源】企業/2015.11.12 発表

 味の素、カゴメをはじめとした国内食品メーカー6社は、常温製品の共同配送を北海道地区で2016年4月に始める。配送拠点と車両を共同で利用する初めての試みで、輸送効率を改善するとともにCO2排出量を削減する。6社は、効率的で安定的な物流体制の実現に向け、2月に食品企業物流プラットホームの構築に合意して検討してきた。
 北海道地区で開始する取り組みは、6社計4カ所の配送拠点を2カ所に集約し、共同で保管したうえで配送拠点から共同配送する仕組みだ。配送車両1台あたりの積載効率を高めることでCO2排出量を15%削減する。併せて情報システムを連結して物流情報を一元化する。これによって在庫管理や配送車両手配など物流業務も効率化できる。
 加えて、これまで複数の会社がそれぞれ行っていた配送の回数が減るため、荷受けする納品先の負担も軽減される。6社は、CO2排出削減などの環境保全、運転手不足、コスト上昇といった物流の課題に対応するため、共同配送の構築▽中距離幹線輸送の再構築▽物流システムの標準化−−の3点で検討を重ね、今回共同配送を実現させた。
 食品企業の物流プラットホームとして「F-LINE(フード・ロジスティクス・インテリジェント・ネットワーク)」と名付け、物流の質の向上を目指す。各社は公正な競争を行う一方、既存の枠組みを超えた協働体制でF-LINEを構築する。味の素、カゴメのほかに、日清オイリオグループ、日清フーズ、ハウス食品グループ本社、Mizkanが参加している。【味の素(株)】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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