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環境ニュース[国内]

キヤノンMJなど、空調気流・温度シミュレーションシステムを構築、分布を体感

エネルギー 省エネルギー】 【掲載日】2015.11.24 【情報源】企業/2015.11.18 発表

 キヤノングループで製品の国内マーケティングを行うキヤノンマーケティングジャパン(キヤノンMJ)と、同システム開発のキヤノンITソリューションズは、空調気流・温度シミュレーションシステムを設備工事の三機工業と構築した。複合現実感(MR)システムとの連携で、気流や温度分布を体感できるソリューションを11月末から提供する。
 三機工業はビルや工場の空調設備を手掛け、省エネ化を進めている。施工前に空調の気流や温度をシミュレーションするが、施工後にイメージが違ったり、条件設定や数値計算、CG(コンピューターグラフィックス)制作に時間がかかる課題があった。MRシステムはキヤノンITソリューションズが「MREAL(エムリアル)」として展開している。
 MREALは現実世界とCGをリアルタイムに融合し、設計段階から具体的なイメージが実寸大で体感できる。今回、共同で構築した空調気流・温度シミュレーションシステムは、これまで見えなかった気流や温度などを視覚化する。3D(立体的)映像とシミュレーションデータをリアルタイムに合成することで、気流や温度が直感的に体感できる。
 施工前に正確なイメージが分かり、不要な試作や試験を省いてスピード化とコスト削減につなげられる。システムは移動でき、現地での確認も可能になる。キヤノンMJグループが製造業や建設業を中心に提供する。今後、クリーンルームの気流や大空間の温度分布、パッケージエアコン屋外機の排熱による運転効率の低下防止などで用途を検討する。【キヤノンマーケティングジャパン(株)】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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