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環境ニュース[国内]

東芝・三菱日立パワーシステムズ、丸紅など開発の超々臨界圧発電所の設備受注

エネルギー その他(エネルギー)】 【掲載日】2015.11.30 【情報源】企業/2015.11.24 発表

 東芝と三菱日立パワーシステムズ(MHPS)は、インドネシアの超々臨界圧石炭火力発電所向けの設備を受注した。同発電所は丸紅や中部電力が出資する事業会社が開発を進めている。東芝は蒸気タービン発電機・周辺機器の製造・供給と据え付けを担当し、MHPSは超々臨界圧ボイラーと排煙脱硫装置を供給する。超々臨界圧は発電効率が高く、環境負荷を抑えられる。
 この発電所は、丸紅が出資する事業会社が2012年7月から商業運転しているインドネシア西ジャワ州のチレボン石炭火力発電所(出力66万kW)を拡張するプロジェクトとして新設する。丸紅が中部電力や現地エネルギー企業、韓国の発電会社などと設立した発電事業会社が建設・運営する。100万kWの出力があり、2020年6月の運転開始を予定する。
 東芝とMHPSは、韓国建設大手の現代建設との共同事業体でEPC(設計・調達・据え付け工事)契約を結んだ。東芝が納入する100万kWの超々臨界圧石炭火力発電設備はインドネシア最大の出力となる。世界各地での超々臨界圧火力発電設備の納入実績が評価された。MHPSは超々臨界圧ボイラーと排煙脱硫装置の製作・供給と試運転などを手掛ける。
 インドネシアは経済成長に伴って電力需要が急増し、政府は今後5年で3500万kW規模を増強する目標を掲げている。この発電所はその最初の大型案件となる。超々臨界圧発電は、水の臨界点を超える高温・高圧の蒸気で効率を高め、燃料消費とCO2排出を抑制する仕組みを指す。MHPSは三菱重工業と日立製作所の火力発電システム事業を統合した。【(株)東芝】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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