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環境ニュース[国内]

ミサワホーム総合研究所、蒸暑地域の生活での持続可能なシステムを大学と研究

地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2016.01.28 【情報源】企業/2016.01.25 発表

 ミサワホームの研究組織、ミサワホーム総合研究所は、蒸暑地域の生活でのエネルギーと水に関する持続可能なシステムの開発・構築について沖縄科学技術大学院大学(OIST)=沖縄県恩納村=と共同研究を始める。このほど契約を結んだ。エネルギー効率が高く快適な生活を提供する、蒸暑地域の住宅開発を目指す。実験棟をOISTの敷地内に建設する。
 蒸暑地域は高温多湿で年間を通じて気温差が小さいエリアで、日本の九州南部、沖縄から東南アジアに広がる。人口の急増でCO2排出量の大幅な増加が予想される。低緯度で紫外線が強く、台風の来襲が多いという課題もある。ミサワホーム総合研究所とOISTは、開発する蒸暑地域の持続可能な暮らしにつながる技術や知識を温暖化対策に生かす。
 日本では産業部門のエネルギー消費量が30年で2割近く減少している半面、住宅部門のエネルギー消費量は2倍になり、成長が見込まれる国の住宅でも長期的な対応が必要になる。実験棟は、屋根に設置した太陽電池が発電する際、発電には使われない熱エネルギーで室内を除湿するシステムや、壁全面で冷房する放射冷房システムなどを備える。
 実験棟が完成する3月末から研究し、6月をめどにデータを途中公表する。OISTはこれまでソニーの研究組織、ソニーコンピュータサイエンス研究所などとオープンエネルギーシステム(OES)を実現する分散型DC(直流)電力制御の実証的研究を進めてきたが、水や住環境を含む展開が必要と考え、ミサワホーム総合研究所と研究することにした。【(株)ミサワホーム総合研究所】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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