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環境ニュース[国内]

JFEエンジ、水道スマートメーター研究を神奈川県と実施、山間部の有効性検証

エコビジネス その他(エコビジネス)】 【掲載日】2016.02.19 【情報源】企業/2016.02.12 発表

 JFEエンジニアリングは、水道スマートメーター(通信機能付き次世代計量器)の研究を神奈川県企業庁と実施する。通信が困難な山間部での有効性について、同県箱根町の北部地区で地元の水道事業者、箱根水道パートナーズとともに検証する。水道スマートメーターの利用には安定した通信の確保が条件のため、共同で研究することにした。
 水道スマートメーターは通信機能によって遠隔から計測データが収集できるものの、安定的な通信が必要になり、通信が難しいと予想される山間部の箱根町北部地区で通信条件の検証を中心に研究する。従来のメーターとの精度比較や、漏水検知の調査も予定する。JFEエンジは全体調整と、スマートメーターで得られるデータ分析を手掛ける。
 神奈川県企業庁はスマートメーターの設置工事と、無線基地局の設置場所提供などを担当し、箱根水道パートナーズは顧客からの問い合わせ窓口となる。同社はJFEエンジが代表企業を務め、箱根町北部地区の水道事業の運営を同県企業庁から受託している。JFEエンジは今後、上下水道の分野にICT(情報通信技術)を積極的に取り入れていく。
 水道使用量の検針は現在、各戸に設置されたアナログ水道メーターを検針員が巡回して行っている。気象や地形条件などで定期的な検針が難しいケースもあり、スマートメーターが注目される。自動検針が随時可能になって検針業務が効率化できるほか、漏水の検知や高齢者への見守り支援サービスなど、さまざまな分野への応用が可能になる。【JFEエンジニアリング(株)】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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