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環境ニュース[国内]

日本特殊陶業、スパークプラグ用部品の新工場が環境配慮型をコンセプトに完成

エネルギー 省エネルギー】 【掲載日】2016.03.02 【情報源】企業/2016.03.02 発表

 日本特殊陶業が愛知県小牧市に建設したスパークプラグ用部品の新しい工場が完成した。2月26日に完工式を開いた。100%出資の製造子会社、日特スパークテックWKSの本社工場として運営する。同社は2月1日に日特製作所から社名変更した。「人と環境に優しい環境配慮型エコファクトリー」をコンセプトに各種の環境技術を導入した。
 スパークプラグ事業の強化を狙いに、約70億円を投資して新工場を造った。約2万6000m2の敷地面積があり、スパークプラグの中心電極や端子などの部品を製造する。2015年5月に工事を始めて、今回完成し、3月に操業開始する。スパークプラグは自動車エンジンの燃焼室で混合気に点火する役割を持ち、2万〜3万Vの電圧で火花を飛ばす。
 建屋は、断熱性能に優れる複層Low-eガラスや二重折半の屋根を採用した。企画・設計段階から完成、運用を経て修繕、解体までに発生するLCC(ライフサイクルコスト)に配慮した。電気などの消費エネルギーを工程別に分かるようにするエネルギーの「見える化」システムを導入し、無駄を見付けて省エネにつながる改善を促進する。
 地中熱を活用する空調設備も入れた。地中熱源は外気より温度が安定しているため、空冷より効率的に運転できる利点がある。日特スパークテックWKSは新工場と別の工場を合わせ、同社全体で2020年までに生産能力を約30%増強する。日本特殊陶業は総合セラミックスメーカーで、内燃機関のスパークプラグで世界トップシェアを誇る。【日本特殊陶業(株)】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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