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環境ニュース[国内]

日本特殊陶業、新規事業の創出を目指してEVベンチャーと超小型のEVを共同開発

大気環境 交通問題】 【掲載日】2014.02.24 【情報源】企業/2014.02.19 発表

 日本特殊陶業は、新規事業創出を目指して電気自動車(EV)ベンチャーのFOMM(フォム)=川崎市幸区=と超小型EVを共同開発した。世界最小クラスの4人乗りで、洪水時に水面を移動できる。タイ・バンコクで3月に開催される自動車展「バンコク国際モーターショー」に出品する。タイでの量産を計画し、2015年10月から現地販売を予定している。
 日本特殊陶業は、内燃機関用部品のスパークプラグや酸素センサーが事業の柱だ。しかし、EVや燃料電池車など内燃機関を使わない次世代車の普及が今後予想される。持続的に成長するには自社技術を活用した新規事業が必要と判断し、2013年からFOMMと超小型EVの開発を進めた。バイク・エンジン用チェーン大手の大同工業も参加している。
 超小型EVは「FOMMコンセプトOne」と呼ぶ。全長249.5cm、全幅129.5cm、全高155cm、重量460kgで、一般的な原付ミニカーと同じ大きさで4人乗れる。ホイールに電気モーターを内蔵して直接駆動する方式や、足ではなく手を使うバイクのハンドル操作を採用することなどによって4人分の乗車スペースを確保した。
 東南アジアで多発する水害を考慮して耐水害機能を備えた。水に流された場合は、緊急措置としてジェット水流発生装置を使って水面を移動できる。カセット式のバッテリーで最大約100kmの市街地走行ができるほか、バッテリーは家庭の非常用電源にも使える。販売価格を100万円未満に抑え、初年度にタイで5000台の販売を目標にした。 【日本特殊陶業(株)】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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