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環境ニュース[国内]

JXエネルギー、「水素製造出荷センター」を横浜に開設、首都圏に供給網を構築

エネルギー 燃料電池】 【掲載日】2016.03.24 【情報源】企業/2016.03.18 発表

 JXエネルギーは、「水素製造出荷センター」を横浜市中区の本牧事業所内に3月18日に開設した。これによって首都圏での製造・輸送・販売を含む自社の水素供給網を構築した。LPG(液化石油ガス)から水素を製造し、他の場所でつくった水素を貯蔵するオフサイト水素ステーションや、トラックで展開する移動式水素ステーションに届ける。
 水素製造出荷センターは100%子会社で、水素関連事業を手掛けるENEOS水素サプライ&サービスが運営する。8688m2の敷地面積があり、1時間あたり600N(ノーマル)m3の水素製造能力を持つ。Nm3は0℃・1気圧の条件でのm3を示す。600Nm3は、燃料電池車(FCV)1台に充てんできる水素量が50Nm3の場合、1時間に約12台に充てんできる。
 水素製造出荷センターではLPGを原料に水素を製造し、圧縮機で昇圧して蓄圧器に備蓄した後、水素トレーラーや移動式ステーションに充てんする。水素トレーラーは、首都圏のオフサイト水素ステーションに水素を供給する。移動式ステーションは首都圏の運用場所に行って、FCVに水素を充てんする仕組みだ。
 JXエネルギーは、トヨタ自動車の「MIRAI(ミライ)」、ホンダの「CLARITY FUEL CELL(クラリティ フューエル セル)」といった量産型FCVの発売を受け、首都圏をはじめ4大都市圏で商用水素ステーションの開設を進めている。3月末までに計37カ所の開所が確定しており、そのうち25カ所は首都圏が占める。【JXエネルギー(株)】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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