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環境ニュース[国内]

エイピーピー・ジャパン、森林認証システム取得紙製品の日本市場への出荷開始

エコビジネス 環境ラベル】 【掲載日】2016.03.30 【情報源】企業/2016.03.24 発表

 エイピーピー・ジャパン(APPJ)は、森林認証の「PEFC認証」を取得した紙製品の日本市場への出荷を始めた。同社は、インドネシアと中国で紙・パルプを製造するアジア・パルプ・アンド・ペーパー・グループ(APP)の日本販売会社だ。事務用品通信販売大手のプライベートブランド用に、インドネシア製のコピー用紙販売を3月下旬から開始する。
 PEFC認証取得の紙製品の日本への出荷は、APPがインドネシアと中国で管理する、140万haに及ぶ植林地のPEFC認証取得が着実に進み、安定供給の目途がついたことから可能になった。140万haは東京都の約6倍の面積にあたる。インドネシアで約43万ha、中国で約25万haが既に認証を取得していて、残りの植林地も年内に認証される予定という。
 APPJは、日本市場向けPEFC認証製品でプライベートブランド用に続き、自社ブランドのコピー用紙や産業用紙などに関しても年内に順次、販売を始める計画にしている。認証製品を日本に供給することで、日本でも今後一層求められる責任ある調達を推進する。APPは情報・印刷・産業用紙や特殊紙など、各種紙製品の製造・販売を手掛ける。
 APPは事業と森林保護を両立するビジネスモデルの構築に向け、2013年に「森林保護方針」を公表した。PEFC認証は、森林が基準に沿って適切に管理されていることを認める森林認証と、加工・流通過程管理(CoC)認証がある。CoC認証は森林から最終製品までたどり、最終製品に使われる木材がPEFC認証林につながっていること検証する。【エイピーピー・ジャパン(株)】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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