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環境ニュース[国内]

三菱重工、洋上風力発電設備合弁会社が英国向けに世界最大出力の発電設備を受注

エネルギー 再生可能エネルギー】 【掲載日】2016.06.13 【情報源】企業/2016.06.08 発表

 三菱重工業とデンマークの風力発電機メーカー、ヴェスタスとの洋上風力発電設備の合弁会社、MHIヴェスタスは、英国の洋上風力発電実証プロジェクト向けに世界最大出力の8000kW級発電設備「V164-8.0MW」を5基受注した。プロジェクトは、同国の再生エネルギー事業者、EDFエナジーリニューアブルが計画している。

 出力4万1500kW級の「ブライス洋上風力発電実証プロジェクト」向けとなる。英国中部のニューカッスル北方に位置するブライスの沖合5.7kmに洋上風力発電設備を設け、定格8000kWのV164-8.0MWでパワーモードを使って最大8300kWの出力で送電する。併せて、66kVの電圧連系、コンクリート製基礎などの技術について検証する。

 ブライス洋上風力発電実証プロジェクトの設備の完成と実証開始は2017年を予定している。MHIヴェスタスは契約に基づいて15年間の完全保守サービスも実施する。EDFエナジーリニューアブルはフランス電力大手、EDFのグループで、グループ企業2社の折半出資で設立し、英国で陸上・洋上風力発電事業を手掛けている。

 MHIヴェスタスは、三菱重工とヴェスタスの洋上風力発電設備事業を分割・集約して2014年4月に発足し、営業を始めた。デンマークのオーフス市に本社を置く。三菱重工の技術力・信頼性とヴェスタスの実績を融合することで、急成長が期待される洋上風力発電分野で世界トップを目指す。両社が50%ずつ出資している。

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)
 

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