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環境ニュース[国内]

福島復興大型石炭ガス化複合発電設備実証計画(広野)に対する環境大臣意見提出

環境一般 環境アセスメント】 【掲載日】2016.07.04 【情報源】環境省/2016.07.01 発表

 環境省は、1日、福島県双葉郡広野町で計画されている「福島復興大型石炭ガス化複合発電設備実証計画(広野)に係る環境影響評価準備書」(東京電力ホールディングス株式会社)に対する環境大臣意見を経済産業大臣に提出した。

 この事業は、東京電力フュエル&パワー株式会社広野火力発電所構内に世界最新鋭の石炭ガス化複合発電設備(出力54万kW)を新たに設置し、実証を行うとともに、実証終了後も継続して運転するもの。

 環境大臣意見では、省エネ法に基づくベンチマーク指標の遵守、取組内容の評価書への記載、達成状況及び更なる取組の検討と自主的公表、達成できないと判断した場合の事業見直しの検討、原則、局長級取りまとめに基づく枠組の参加事業者への電力供給等を求めている。

 また、経済産業省に対して、全ての発電事業者に対する確実な省エネ法に基づくベンチマーク指標の目標遵守、電力業界に対する自主的枠組み参加事業者の拡大と目標達成の取組促進、小売電気事業者に対する高度化法の遵守、省エネ法及び高度化法の指導・助言、勧告・命令を含めた措置の適切な運用等を通じた、電力業界全体の取組の実効性の確保等を求めた。

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