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環境ニュース[国内]

凸版印刷、福島の森林保全を支援するカレンダーを商品化、日本製紙グループが協力

自然環境】 【掲載日】2016.08.04 【情報源】企業/2016.07.29 発表

 凸版印刷は、福島県の森林保全を支援するための製品「ふくしま復興応援卓上カレンダー」を商品化した。企業向けに8月に販売を始める。環境NPO「オフィス町内会」が運営する間伐促進活動「森の町内会」の仕組みを活用する。日本製紙グループで木材・製紙原燃料売買などを手掛ける日本製紙木材が協力し、間伐材を製紙原料に有効利用する。

 ふくしま復興応援卓上カレンダーは、東日本大震災(2011年3月)被災地の福島県南相馬市で、凸版印刷が2013年から続けている社員研修の成果だ。研修は社会的課題に対してできることを考えて行動する、をテーマにする。2015年11月に参加した社員が、50年以上販売している企業名が入る「イージーオーダーカレンダー」の活用を考案した。

 縦141mm、横176mm、7枚両面の上質紙で構成し、ケースも紙製にした。ケースに15mm×100mm以内で社名が入れられる。1部585円(税別)の価格を設定し、100部から名入れ印刷して販売する。1部あたり150円が福島県の森林保全活動に使われ、同県の森林約3haの間伐に役立つ。企業は販売促進に加え、復興支援への貢献でCSR活動に活用できる。

 森の町内会は、紙や紙製品の使用量に応じて指定の間伐材を原料に使用し、それに相当する間伐が適切に行われることで森林を保全する。日本製紙木材はこの仕組みで切り出された間伐材を購入し、石巻工場(宮城県石巻市)と岩沼工場(同県岩沼市)で製紙原料として利用する。オフィス町内会と「間伐に寄与する紙製品」の覚書を締結した。

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)
 

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