イオン環境財団、大分県竹田市で植樹、伐採跡地の森林再生を目指し3年計画で実施

【環境一般 CSR】 【掲載日】2016.11.11 【情報源】企業／2016.11.07 発表

　環境保護や生物多様性保全に関する活動を展開する公益財団法人のイオン環境財団（理事長・岡田卓也イオン名誉会長）は、大分県竹田市で11月12日に植樹を実施する。伐採跡地の森林への再生と森林資源の確保を目的に3年計画で行う。今回が初回となり、地域のボランティアと7400本の苗木を植える。環境教育で小学生も参加する。

　竹田市は九州一の湧水群と大分県で最大の河川、大野川の源流がある自然豊かな地域になっている。名水と炭酸泉が全国的に知られる。イオン環境財団は6月に同市、大分県と「森林整備に関する協定書」を結んだ。植樹はこの協定に基づき、同市周辺の自然を次の世代に継承するために進め、水源かん養や災害防止機能を継続させる。

　第1回の植樹は竹田市直入地区3haを対象に、約600人の地域のボランティアがケヤキ、ヤマザクラ、ヤマモミジ、ホウノキ、トチノキ、カツラ、イヌエンジュ、モミノキ、ヤシャブシ、クヌギの計10種類の苗木を植える。市内の小学生と保護者計150人が加わる。大分県知事、竹田市の市長、岡田理事長も出席を予定する。

　イオン環境財団は九州でこれまでに、長崎県南島原市で2010〜2012年に延べ3800人が計5万5500本、宮崎県綾町で2013〜2015年に延べ1750人が計1万5000本の苗木を植樹した。南島原市は水源かん養機能の回復、綾町は伐採跡地を本来の里山に復元することを狙いにしていた。綾町の植樹地はやぐらが設けられ、公園が整備されている。【公益財団法人イオン環境財団】