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環境ニュース[国内]

富士通、グリーン調達ソリューションで製品含有化学物質の新枠組み対応版を販売

ごみ・リサイクル グリーン購入】 【掲載日】2016.11.14 【情報源】企業/2016.11.10 発表

 富士通は、製造業に展開するグリーン調達ソリューションで、経済産業省が推進する製品含有化学物質の情報伝達の新しい枠組み「chemSHERPA(ケムシェルパ)」に対応した新版の販売を11月10日に始めた。大規模システム向けの「ECODUCE(エコデュース)」と中小規模用の「EcoLink(エコリンク)」で、調査・集計業務を効率化する。

 ケムシェルパは、原料生産から製造までのサプライチェーン(部品供給網)全体で部材に含まれる含有物質の情報を伝達する仕組みを定めた新しい様式として、経済産業省が2015年から進めている。業種・製品分野に関わらないうえ、日本だけでなくアジアを中心に広がるサプライチェーン全体で有効に利用されることを目指して開発された。

 標準的な枠組みに「JAMP(アーティクルマネジメント推進協議会)」「JGPSSI(グリーン調達調査共通化協議会)」などがあり、エコデュースとエコリンクも対応しているが、これらによる情報伝達は4割以下にとどまる。6割以上は各企業の独自様式が使われ、原料や部品メーカーは納品先ごとに異なる多数の枠組みに対応する必要があった。

 エコデュースとエコリンクがケムシェルパに対応したことで、各企業は納品先に合わせた仕様が幅広く選択できるようになる。JAMPで蓄積した部材の含有物質情報をケムシェルパの仕様に変換する機能も備える。最新の含有化学物質の法規制情報はアップデートで提供する。12月下旬に出荷を始める。3年で300ライセンスの販売を目標にした。 【富士通株式会社】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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