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環境ニュース[国内]

EPA ディーゼル硫黄規制を正式決定

大気環境 大気汚染】 【掲載日】2001.04.10 【情報源】/2001.02.28 発表

 EPA長官は、2月28日、ディーゼル硫黄規制を実施に移すよう命じた。
 一連の規制は、バスやトラックを対象とし、同時にその燃料も対象とする。規制対象車は2007年型車までに新基準に対応することとされ、その結果、有害汚染の95%を削減することが可能となる。ディーゼル燃料の中の硫黄の割合も、現在の汚染制御技術がバスやトラックに対して十分機能するよう、引き下げる必要がある。EPAは、ディーゼル燃料の硫黄量を現在の500ppmから15ppmにまで、97%削減することを求めている。
 この規制が確実に実行されれば、毎年、NOxを260万トン削減、煤・粒子状物質(PM)を110,000トン削減できるという。また、慢性気管支炎5,500件、360,000件以上の小児喘息をくい止めることができると予想している。
 エンジン業界は2007-2010の間に段階的に同規制を順守したエンジンに移行する。燃料規制は2006年6月に実施され、2009年までに段階的に、基準に適応したガソリンへの移行を図る。なお、この規制は、中小企業等への時間的猶予措置なども盛り込んでいる。【EPA】

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