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環境ニュース[国内]

ヤマト運輸、車載保冷スペースの予冷ができる蓄冷板を搭載した新型車両を導入

【発表日】 2017.08.30 【情報源】 企業 【大気環境 交通問題

 ヤマト運輸は、低温宅配便サービス「クール宅急便」に、車載保冷スペースの予冷ができる蓄冷板を搭載した新型車両を導入する。7月から順次投入している。蓄冷板は夜間電力で凍結し、保冷のためにエンジンを使用することがなくなるため環境負荷を低減する。蓄冷剤やドライアイスを使った従来の予冷が不要で、作業の負荷も軽減する。

 現在の車両は、エンジンを使って車載保冷スペースを冷却する。早朝に作業担当者が車両に荷物を積み込む際、蓄冷剤やドライアイスで保冷スペースを予冷する必要があった。集配終了後には、翌日用に蓄冷剤を凍結庫に格納する作業も行っている。新型車両は夜間電力を利用して蓄冷でき、蓄冷剤やドライアイスでの予冷が不要になる。

 エンジンの負荷が減って燃費性能が高くなり、環境負荷が抑えられる。蓄冷剤やドライアイスの使用が減り、バッテリーなどの部品交換が不要になることで、運用コストも抑制する。蓄冷板式装置は従来の冷凍コンプレッサー(圧縮機)などより故障しにくく、修繕費用も軽減する。荷物積み込み時の作業負荷を解消し、時間短縮につなげる。

 加えて、保冷スペースの床面積を従来から約2割広げて作業しやすくした。常温の荷台も棚を低くして有効容積を約4割拡大した。荷台後方のドアは3枚扉にし、作業効率に優れて安全面にも配慮した。車両前方には従来の車両と異なり、冷凍コンプレッサーを搭載していない。全国で投入し、2018年3月末までに約400台を入れる。

【ヤマト運輸株式会社】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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