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環境ニュース[国内]

携帯電話の電波は生物の課題学習能力に影響せず 総務省の委員会が調査報告

健康・化学物質 その他(健康・化学物質)】 【掲載日】2002.11.14 【情報源】総務省/2002.11.12 発表

 生物の体への電波の影響について研究・検討を行っている総務省の「生体電磁環境研究推進委員会」(委員長:上野照剛・東京大学教授)は平成14年11月12日、同委員会が平成11年から実施してきた携帯電話の電波による課題学習能力への影響に関する調査結果をまとめ、公表した。
 この実験はラットを「電波ばく露を行った群」、「ばく露装置に入れるが電波ばく露を行わなかった群」、「通常の飼育ゲージ内で飼育した群」の3グループに分け、課題学習能力を比較したもの。
 今回の調査では、「電波防護指針」に示されている局所SAR(任意の10gあたりの組織に6分間に吸収されるエネルギー量の平均値)の許容値2.0W/kgを大幅に上回る電波を脳にばく露した場合でも、3グループ間で課題学習能力に差は認められないことを確認。携帯電話の電波による課題学習能力への影響は見られないと結論づけた。
 なお同委員会は、今後も携帯電話の使用と脳への影響との関係についての研究、電波が生物の体へ及ぼす影響についての研究に引き続き取り組んでいく予定だ。【総務省】

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