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環境ニュース[海外]

「特定農薬」指定案への意見募集実施 食酢、重曹、天敵を指定へ

健康・化学物質 有害物質/PRTR】 【掲載日】2003.02.10 【情報源】日本/2003.02.10 発表

 環境省は農薬取締法第2条の規定に基づく「特定農薬」に(1)食酢、(2)重曹、(3)使用される場所の周辺で採取された天敵−−の3つを指定するとの案を公表。この案について平成15年2月24日まで意見募集を行うことにした。
 第155回国会で改正された「農薬取締法」では、農薬登録された農薬以外の製造、輸入、販売、使用の禁止が定められたが、一方で、食品由来の原材料などを使用し、農作物・人畜・水産動植物に無害であることが明らかな農薬を、規制の対象外となる「特定農薬」として指定することにしている。
 特定農薬の指定については、平成14年12月20日に環境省と農林水産省が農業資材審議会に諮問を行い、両省の審議会の合同専門委員会が15年1月30日に検討結果を答申。今回の指定案はこの答申に基づいたもの。
 なお使用される場所の周辺で採取された天敵としては日本在来種であり、人畜に害を及ぼさないナナホシテントウ、寄生バチ類などが想定されている。
 意見募集実施後、問題がなければ、両省では、3月10日の改正農薬取締法の施行に向け、特定農薬を指定する共同告示策定手続きを進めたい考え。【環境省】

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