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環境ニュース[海外]

アメリカ海洋大気庁、2023年5月の月平均大気中CO2濃度は、前年同月を3.0ppm上回る424.0ppmを記録と発表

地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2023.06.21 【情報源】アメリカ/2023.06.05 発表

アメリカ海洋大気庁(NOAA)は、ハワイ島における観測で、2023年5月の月平均大気中CO2濃度424.0ppmを記録したと発表した。2022年5月を3.0ppm上回る。CO2濃度は、北半球では例年5月に年最高値を記録する。濃度の年増加量として3.0ppmは、史上4番目に多い。マウナロア観測所が2022年11月の溶岩流でアクセス不能のため、今回はマウナケア山頂近くの臨時観測所の測定結果である。
カリフォルニア大学スクリプス海洋研究所は復旧したスクリプスのマウナロア観測施設で測定し、5月の月平均値423.78ppmを記録した。これも2022年5月の測定値を3.0ppm上回る。現在のCO2濃度は、産業革命前より50%以上も高い。
スピンラッドNOAA長官は、CO2濃度は上昇の一途にあり、全力をあげて気候変動対策に取り組むときであると警告した。
CO2の上昇傾向を示すキーリング曲線で知られるC.D.キーリングの息子でスクリプスの研究を指揮するR.キーリングは、これ以上の上昇は望ましくないと述べた。
【アメリカ海洋大気庁】

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