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環境ニュース[海外]

欧州委員会、EUの脱炭素化促進に向けグリーン水素の定義に関する委任法令を正式発表

エネルギー 再生可能エネルギー】 【掲載日】2023.07.06 【情報源】EU/2023.06.20 発表

欧州委員会は、グリーン水素のEU定義に関する詳細な規則を定めた2つの委任法令をEU官報で正式に発表し、20日後に施行する。両法令は、全ての非生物起源再生可能燃料(RFNBO)が再生可能エネルギー(再エネ)電力により製造されていることを確保するものである。具体的に、
1)水素や水素ベースの燃料等をRFNBOと見なす条件を定義する委任法令:
・「追加性」の原則(グリーン水素供給が再エネの新規生産と連結)を明確化。
・グリーン水素が必要とされる時間・場所を限定して製造するための基準、製造者による法令順守の実証方法を提示。
2)RFNBOのライフサイクル温室効果ガス排出量の算定方法を示す委任法令:
・電力網からの電力や加工、最終消費者への燃料輸送に関連する排出量を考慮。
欧州委員会は、リパワーEU計画で2030年目標とする1,000万トンのRFNBO製造には約500TWhの再エネ電力が必要だと試算。今回の法令によりグリーン水素の法的確実性を投資家に示し、EUのエネルギーシステムの脱炭素化を促進するという。
【欧州委員会】

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