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環境ニュース[海外]

欧州委員会、「エネルギー連合の状況2023」と関連報告書を発表し、進捗を認めつついっそうの取組を要請

地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2023.11.08 【情報源】EU/2023.10.24 発表

欧州委員会は、報告書「エネルギー連合の状況2023」と、気候取組の進捗、ガソリン等の質、炭素回収・貯留の実施状況等の関連する報告書を発表した。2022年の温室効果ガス(GHG)純排出量は前年比3%減少、1990年比32.5%減少した。大気中から除去された炭素量は増加したが、2030年に年3億1,000万トンの除去という目標の達成は危うい。
2022年の工場・発電所からの排出は、前年比1.8%減少した。エネルギー部門の排出は、発電用石炭使用の増加で2年続けてわずかに増加した。工業部門の排出は、インフレと需要減退のため減少した。建物、農業、小規模工業、廃棄物処理、運輸部門では、部門間に顕著な差がある。建物、小規模工業はそれぞれ前年比9%、6%減少、運輸は2%以上増加した。道路輸送用燃料のGHG強度は2010〜2021年に5.5%減少し、電気自動車は増加し、域内販売のガソリン・ディーゼル燃料はほとんどバイオ成分を含むが、バイオ燃料は2021年に全体の6.7%にすぎず、運輸部門の排出削減を加速する必要がある。
【欧州委員会】

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