ドイツ、連邦内閣が「エネルギー転換と気候保護報告書」を承認

【地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2024.04.05 【情報源】ドイツ／2024.03.20 発表

ドイツ連邦内閣は、報告書「エネルギー転換と気候保護」を採択した。この報告書はエネルギー転換と気候保護に向け現在の課題と重要な対策を示しており、ドイツ持続可能性戦略改正の基礎となるもの。国際社会、欧州、またドイツ国内における気候政策の相互作用にも焦点を当てており、ドイツが気候保護目標の達成に向けて軌道に乗る一方で、EU目標の達成には建築物部門や運輸部門でさらなる努力が必要であることを示している。また技術的・社会的革新が重要だとしており、可能な限り多くの分野で化石燃料に代わる有利な条件を持つエネルギーの選択を可能とし、社会的に公正な方法で変革を成し遂げることが必要だとしている。
さらに、ドイツとEUの取り組みを温室効果ガスの世界的な大幅削減に反映させるためには、国際的な気候保護政策にも重点を置くべきだと強調している。報告書は、連邦経済気候保護省の主導のもと省庁間の協力により作成され、さらに市民社会や学術界の代表者から提出された意見も反映された。

【ドイツ連邦経済気候保護省】