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環境ニュース[国内]

15年版環境白書が刊行 ”地域社会からの変革”がテーマ

環境行政 環境白書】 【掲載日】2003.05.30 【情報源】環境省/2003.05.27 発表

 平成15年版の環境白書の内容が平成15年5月30日の閣議で決定された。環境白書は昭和47年版からの刊行だが、前身である公害白書は昭和44〜46年版が作成されており、これから数えると平成15年版は35冊目にあたる。
 今回の白書は「地域社会から始まる持続可能な社会への変革」がテーマ。
 地球規模の環境問題にとっても個人や地域レベルでの取組みが重要であり、一人ひとりの日常生活での取組みが広がれば、企業や行政ひいては社会経済全体を変革していく可能性を持つことを説いている。
 また環境を改善し、より良い地域を創っていこうという地域の能力を「地域環境力」と表現。地域資源の的確な把握、さまざまなセクターの連携、地域の目標の共有化などの取り組みを通じた「地域環境力」の高まりが地域の環境保全と地域活性化の両面に貢献し、持続可能な社会の構築に向けた変革の原動力になると指摘している。
 白書は15年6月2日から全国の書店で発行予定(定価:1,890円(税込))。
 なお、環境省では15年6月16日の午後(13時〜15時、15時〜17時、18時〜20時の3回)、東京・渋谷区の環境パートナーシップオフィス会議室で「環境白書循環型社会白書を読む会」を開催、執筆担当者自身が白書のテーマやねらいなどを解説する予定だ。【環境省】

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