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環境ニュース[国内]

自動車リサイクル部品の利用促進策に向けた報告書を公表

ごみ・リサイクル リサイクル】 【掲載日】2003.08.12 【情報源】国土交通省/2003.08.12 発表

 国土交通省の「自動車のリサイクル部品の利用促進等に関する調査検討会」は平成15年8月12日までに、自動車リサイクル部品の利用促進策についての報告書をまとめ、公表した。
 この報告書は自動車整備事業者のリサイクル部品の利用実態やリサイクル部品供給事業者の在庫状況を調査するとともに、行政、事業者、自動車ユーザーがリサイクル部品の利用促進に向けて行うべき取り組み、自動車リサイクル部品の利用促進の課題などを整理している。
 リサイクル部品の利用実態調査では、外装部品については最初から新品の部品を探しているケースが7割近かったのに対し、機能部品では6割程度、電装品では8割程度のケースでリサイクル部品を探し、リサイクル部品の入手率も9割と高いことがわかった。
 外装部品のリサイクル部品利用が少ないのは年式が新しい自動車の部品在庫が相対的に少ないため。年式が新しい使用済み自動車の大半は事故車で、外装部品が損傷により再利用できないことが多いのが根本的な原因だ。
 また自動車リサイクル部品の利用促進の課題としては、リサイクル部品の点検を徹底すると部品の価格が高くなること、部品の互換性に関する情報が不足していることなどが指摘され、リサイクル部品の利用促進に向けて行うべき取り組みとしては自動車メーカーによる部品の互換性に関する情報提供の開始、自動車ユーザーがリサイクル部品をより積極的に利用するような誘因づくりを行うことが必要と提案されている。【国土交通省】

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