神奈川県大和市など５地区に商業振興につながる地域通貨のモデルプランを提案

【環境一般 市民活動】 【掲載日】2003.08.13 【情報源】中小企業庁／2003.08.12 発表

　中小企業庁は平成１５年８月１２日、山形県高畠町、山梨県甲府市、神奈川県西湘地域、神奈川県湘南地域、神奈川県大和市−−の５地域を対象に地域通貨の仕組みのモデル提案を行った。
　同庁では１３年度に「地域通貨を活用した商店街等の活性化に関する調査」を実施し、この結果を踏まえ、１４年度にこの５地域での実施を想定した、商業振興につながる地域通貨のプラン開発を行っていた。
　なお当初のアイディアでは、地域の環境保全活動に参加した報酬を地域通貨でもらい、この地域通貨で近くの商店街の割引が可能となる仕組みなども想定されていたが、公表されたモデル提案では、山形県高畠町への提案で町内活動参加者に報酬の一部として地域通貨を発行すると内容が示されているが「町内活動」の範囲は環境保全活動に限定されていない。
　またすでに市民のボランティア活動にエコマネー”ＬＯＶＥＳ”が活用されている神奈川県大和市では、商店街の取り組んでいるポイントカードと”ＬＯＶＥＳ”の相互交換が提案された。【中小企業庁】