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環境ニュース[海外]

欧州委員会、建物の省エネに関する指令草案を提案

エネルギー 省エネルギー】 【掲載日】2001.05.07 【情報源】EU/2001.04.25 発表

 欧州委員会は、EU内の新規または既存の建物のエネルギーパフォーマンスを改善することを目指す、新しい指令草案を提案した。
 エネルギーの供給条件を変えることは限られているため、EUは可能な限りエネルギー使用を節約すべきものとしている。エネルギー消費の40%以上は建物部門によるもので、そのほとんどが冷・暖房、給湯及び照明に用いられている。この消費の22%以上は、コストイフェクティブな節約が可能と見られている。
 このポテンシャルを実践する取り組みを強化するため、提案された指令では建物部門でのエネルギー使用の伸びを減少させる明確な「法的枠組」を規定した。ただし、実際の運用は、補助の原則に従って個々の加盟国の責任に委ねられる。
 指令案のポイントは以下のとおり。

●建物のタイプごとの最低総合エネルギーパフォーマンス基準を加盟国が策定するための共通の方法論。この方法論は気候の違いを考慮に入れ、断熱材、暖房、換気装置、照明、建物の方向、熱回収、再生可能エネルギー源について網羅している。
●建物の新築、または、1500平方メートル以上の既存の建物の建て替えに当たって、この方法論に依拠した最低基準の適用及び一定の改訂。
●新規または既存建物の認証スキーム。建設、販売、賃貸時に、エネルギーパフォーマンス認証を利用できるようにする。
●職場に適合する冷暖房設備の具体的な調査及び評価
【欧州委員会環境総局】

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