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環境ニュース[国内]

「環境報告書ガイドライン2003年度版」を公表

エコビジネス 環境報告書】 【掲載日】2004.03.31 【情報源】環境省/2004.03.30 発表

 環境省は2004年3月30日までに「環境報告書ガイドライン2003年度版」をまとめ公表した。
 この2003年度版は2001年2月に公表した2000年版を、(1)オランダに本部を置く国際NGO、GRI(グローバル・リポーティング・イニシアティブ)が近年取り組んでいる「サステナビリティ・リポーティング・ガイドライン2002(注1)」の項目の反映、(2)事業者自身による環境負荷やその低減対策の把握、評価を進めるために環境省がまとめた「事業者の環境パフォーマンス指標ガイドライン2002年度版」との整合性、(3)環境報告書の定義や内容の整理、(4)2000年版策定後の状況変化に対応した修正−−などの観点から改訂したもの。
 環境報告書の普及促進のために記載することが重要な内容を(1)基本項目、(2)事業活動の環境配慮方針・目標・実績の総括、(3)環境マネジメントの状況、(4)事業活動に伴う環境負荷とその低減に向けた取組み状況、(5)その他の社会的取組み状況−−の5分野に分け、各分野の下に計25の具体的な記載項目を設定。項目ごとに記載が望ましい情報を例示した。
 なお環境省では近年、「環境報告書ガイドライン」とGRIガイドラインを併用して活用する企業が増え、また2つのガイドラインが相互に補完しあう関係にあることから、今回のガイドラインへのGRIガイドラインの項目の反映のほかにも、両ガイドラインを併用するための手引きを別途作成し、2004年5月をめどに発行するとの方針も明らかにしている。

(注1)環境、安全衛生、人権など、CSR(企業の社会的責任)に関する項目を網羅した「持続可能性報告書」の世界共通ガイドラインをめざしたもの。【環境省】

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