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環境ニュース[国内]

京都府養鶏場周辺の野生カラスに異常なし 環境省調査結果

自然環境 野生動植物】 【掲載日】2004.04.13 【情報源】環境省/2004.04.09 発表

 環境省が京都府の高病原性鳥インフルエンザ発生地周辺で、野生カラスを対象に実施していた調査の結果が平成16年4月9日付けで発表された。
 この調査は住民の不安解消や、すでに関係府県が取り組んでいる調査を補完することを目的に実施されたもので、具体的には(1)鶏の大量死があった京都の養鶏場から半径30キロメートル以内の地域で、カラスの集団ねぐらに異常がないか確認する調査、(2)地域内の5か所程度でカラスを捕獲しウイルス感染の有無を調べる調査などが行われた。
 公表内容によると、調査を行った6か所の集団ねぐらのいずれも、カラスの大量死などの異常がみられなかったほか、ねぐら1か所で発見された2羽のカラスの死体についても、鳥インフルエンザウイルスの感染は認められなかった。
 さらに、京都府亀岡市、丹波町、日吉町、美山町で実施したカラスの捕獲調査でも、捕獲された14羽いずれについても、鳥インフルエンザウイルスが検出されなかったという。【環境省】

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