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環境ニュース[国内]

柏崎刈羽1・3・5号機の格納容器漏えい率再検査 立入検査結果を原安委に報告

エネルギー 原子力】 【掲載日】2004.04.20 【情報源】原子力安全・保安院/2004.04.19 発表

 原子力安全・保安院は、東京電力が行った柏崎刈羽原発1・3・5号機の格納容器漏えい率再検査への立入検査結果を平成16年4月19日開催の原子力安全委員会に報告した。
 東京電力では、福島第1原発で平成3、4年に行った第15・16回定期検査の中で、1号機格納容器検査について悪質な不正が行われていたことが判明したため、1号機が14年11月29日から15年11月28日まで1年間原子炉運転停止処分を受けていたほか、東電の16基の原発すべてで、改めて格納容器漏えい率検査を厳格に再実施するとされていた。
 今回の公表内容によると、各機の格納容器漏えい率は1号機で1日あたり0.171%、3号機では1日あたり0.010%、5号機で1日あたり0.018%で、いずれも判断基準である日0.45%以下であることが確認された。
 また、今回の立入検査ではマニュアルや情報共有化手法の改善状況についても確認が行われ、1号機検査時には、出入管理のチェックシート記載漏れ、実施要領書に使われている用語の担当者間の認識の相違、操作手順表記の不備、3号機検査時には、実施要領書の操作手順変更の不備、機器の保守管理不備が指摘されたほか、5号機検査時には「不適合管理委員会」が一括して行っている不適合評価が現場から離れた表面的なものとなっている傾向があるため、評価に現場が参加すること、収集された不適合全体に対する背景分析が必要であるとの指摘が示された。【原子力安全・保安院】

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