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環境ニュース[国内]

大型類人猿保護のための国際プロジェクト・スタート

自然環境 野生動植物】 【掲載日】2001.06.04 【情報源】/2001.05.22 発表

 5月21日、UNEPにより大型類人猿保護のための国際的なプロジェクト「大型類人猿保全計画(Great Apes Survival Project 、以下GRASP )」が開始された。同プロジェクトは、戦争、生息地破壊、子供の生け捕りや密猟によって、類人猿が追いやられているアフリカ及び東南アジアの地域をターゲットとしている。
 UNEP事務局長Klans Toepher 氏は、「この状態と戦うための国際的努力が必要である。我々のDNAの98%を共有する類人猿を絶滅させてはいけない」とコメントする。
 GRASPは、WWFなど類人猿保護に取り組む多くの組織と共同で進められ、緊急に支援を要する5つのプログラムを特定している。こうしたプログラムは類人猿のいる23ヶ国で実行される。同計画では、レンジャーや管理官に最高水準の通信設備、車を援助することなどが含まれている。また、分断された生息地、孤立化した個体を相互にリンクする類人猿の移動通路(いわゆる「コリドー」)のようなものが求められる地域もある。
 UNEPは、エコツーリズムの重要性を認識し、この為に公園当局を支援していきたいと考えている。

詳細情報
Nick Nuttall氏(UNEPのMedia Officer):
Tel:254 2 623084, 携帯電話: 254 2733 632755,
e-mail: nick.nuttall@unep.org 、
又は
Tore Brevik氏(Communications and Public Information のSpokesman/Director):
Tel:254 2 623292,
e-mail: tore.brevik@unep.org まで。
【UNEP】

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