１５年度末時点の浄化槽利用者１，０３０万人に

　環境省は平成１５年度末時点での浄化槽の整備状況をまとめ、１６年８月２０日付けで公表した。
　浄化槽は各戸ごとに設置し、し尿と台所・浴室から排出される生活雑排水とを併せて処理する施設。短期で比較的安価に設置できるが、下水道の二次処理と同等の水質が得られ、家屋が集中していない地域での生活排水対策の有効な手段とされている。
　今回の発表によると、１５年度末に浄化槽を利用している人口は１，０３０万人。１４年度末の利用人口と比較して３６万人、率にして３．７％増加した。
　また、浄化槽整備人口の総人口に対する割合も１４年度末の７．８％よりも０．３％増加し、８．１％となっている。【環境省】