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環境ニュース[国内]

「企業の社会的責任を意識」48.2% 15年度環境にやさしい企業行動調査

エコビジネス その他(エコビジネス)】 【掲載日】2004.09.22 【情報源】環境省/2004.09.22 発表

環境省は平成16年9月22日までに、平成3年度から継続している「環境にやさしい企業行動調査」の15年度の結果をとりまとめた。
 15年度の調査は上場企業2,671社、従業員500人以上の非上場企業3,683社に郵送でアンケートを行い、上場企業の46.2%(1,234社)、非上場企業の42.4%(1,561社)から有効な回答があったという。
 回答があった計2,795社のうち、ISO14001の認証を全事業所または一部事業所で取得済みの企業は上場企業で68.1%、非上場企業で51.3%で14年度調査時よりもそれぞれ5.8ポイント、4.3ポイント増加したほか、企業の環境報告書作成数、環境会計導入数もそれぞれ26.6%(14年度比4.7ポイント増)、23.6%(14年度比4.3ポイント増)と着実に増加していた。
 また国際標準化機構(ISO)でもガイドライン作成が決まり注目を集めている「企業の社会的責任(CSR 注1)」については、これを意識した企業経営を行っているという回答が48.2%にのぼり、国内企業のCSRへの関心の高さがうかがえる結果となった。
 さらに、温暖化防止対策について何らかの取組みを行っている企業の割合は71.6%(14年度比3.9ポイント増)に達し、炭素税の導入に「賛成」の意志を表示した企業も30.2%(14年度3.4ポイント減)存在することも判明。
 ただし炭素税の使い道としては「温暖化対策に使う」の57.4%、「省エネ投資に使う」の25.2%など目的税化を支持する企業の数が「一般財源」を支持した企業(2.1%)を大幅に引き離していた。

(注1)CSRは環境保全、消費者保護、公正な労働基準、人権、安全衛生、地域社会貢献など、企業による幅広い要素への取り組むを含む概念。欧米ではCSRへの取り組みが企業の競争力強化にもつながるとして、積極的に取り組む企業が増えている。【環境省】

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