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環境ニュース[国内]

2004年度第2期北西太平洋鯨類捕獲調査の沖合域調査が終了

自然環境 野生動植物】 【掲載日】2004.09.24 【情報源】水産庁/2004.09.22 発表

 2004年6月10日から実施されていた2004年度の第2期北西太平洋鯨類捕獲調査の沖合域調査が2004年9月18日に無事完了した。
 北西太平洋鯨類捕獲調査は、国際捕鯨委員会(IWC)を設置した国際捕鯨取締条約第8条に基づき実施している調査で、1994年から1999年まで実施したミンク鯨の系統群調査を主目的とした第1期調査が終了し、2000年からは鯨と漁業の競合関係の解明を目的とした第2期調査が開始されている。
 今回の沖合域調査で捕獲した鯨の胃の内容物を調べた結果では、ミンククジラの胃からはサンマ、スルメイカ、シマガツオなど比較的大型の魚介類、ニタリクジラの胃やイワシクジラの胃からはカタクチイワシやマサバが確認されたほか、イワシクジラでは動物プランクトンを広く利用していることも確認された。
 またマッコウクジラでは、これまでの調査で情報の少なかった沖合域(9海区)で採集を実施した結果、ヒロビレイカやクラゲイカなどの中深層性イカ類を主に捕食していることが確認された。
 このほか調査海域では調査対象鯨種のミンククジラ、イワシクジラ、ニタリクジラ、マッコウクジラのほか、シロナガスクジラ、ナガスクジラ、セミクジラ、ザトウクジラなどが目視調査で確認されたという。【水産庁】

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