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環境ニュース[国内]

原研東海研究所で定常臨界実験装置が自動停止 新潟県中越地震の余震の影響か

エネルギー 原子力】 【掲載日】2004.11.10 【情報源】原子力安全・保安院/2004.11.08 発表

 平成16年11月8日午前11時18分頃、日本原子力研究所東海研究所燃料サイクル安全工学研究施設内で、原子炉起動操作を実施していた定常臨界実験装置(STACY)で、炉心タンクの液位が高くなったことにより、原子炉緊急停止(原子炉スクラム)信号を発し、未臨界状態で自動停止した。
 STACYは溶液状燃料を使用している日本国唯一の装置で、硝酸水溶液中のウランやプルトニウムが核分裂を起こす条件を確かめ、再処理施設の安全性を高めるために役立てている。
 文部科学省によると、この件については現地の原子力保安検査官を派遣し状況を確認中だが、従業員への被ばくや環境への影響はないという。
 なお8日の11時16分頃または17分頃には、新潟県中越地震の余震とみられる地震が発生し、東海研究所がある水戸地方でも震度2または1を記録した。このため、原研では地震により溶液面が揺れ、給液制限触針が液面に接触したため原子炉緊急停止した可能性もあるとみている。【文部科学省】

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