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環境ニュース[国内]

NAFTA環境協力委員会の遺伝子組換トウモロコシに関する報告書を非科学的と非難

自然環境 生物多様性】 【掲載日】2004.11.25 【情報源】/2004.11.08 発表

 北米環境協力委員会が公表した、遺伝子組換トウモロコシに関する報告書「トウモロコシと生物多様性:メキシコにおける遺伝子導入トウモロコシの影響」について、アメリカは11月8日、これを非難する声明を発表した。
 報告書の執筆者は、遺伝子組換トウモロコシについて、他のトウモロコシと異なる扱いを行うよう勧告していた。
 これに対して、EPAとアメリカ政府通商代表部が共同で発表した声明では、「この報告書は基本的な誤りがあり、非科学的だ。主たる勧告は適切な科学に基づいたものではなく、報告者自らの科学的知見とも矛盾している」と批判。また、報告書の勧告の多くを実施すれば、NAFTA加盟国すべての農業者および消費者に対して経済的損失が生じ、国際貿易が制限されることとなるであろう と述べた。さらに、報告書は「バイオテクノロジーの潜在的利益について考慮していない」として、「バイオテクノロジーは、貧困の撲滅および環境の保護に向けた非常に大きなチャンスを、世界に提供するものだ」と強調した。【EPA】

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