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環境ニュース[国内]

UNEP ドナウ河支流の「チサ川流域管理計画」が打ち出される

水・土壌環境 水質汚濁】 【掲載日】2005.01.04 【情報源】/2004.12.13 発表

 ルーマニア北部のバイア・マーレ鉱山から、シアン化物が、ドナウ川の支流である、ハンガリーのチサ川に流出してから約5年が経つが、UNEPの発表した新しいレポート「チサ川流域に関する緊急環境アセスメント」によると、2000年の鉱山事故の教訓にもかかわらず、依然として、チサ川流域と住民、自然は、洪水と事故による汚染のリスクにさらされていることが分かった。
 このレポートは、ウィーンで開催された、ドナウ川保護条約第1回閣僚会議で公表された。レポートでは、チサ川流域の生態系は再生・回復しつつあるが、より協調的な取組みが必要であることが指摘され、ルーマニア、ウクライナ、スロバキア、ハンガリー、セルビア・モンテネグロを含む、チサ川流域全体の「統合的な持続可能な開発戦略」が勧告されている。また、同会議では、「チサ川流域管理計画」が打ち出された。
 レポートでは、鉱山事業(廃止された鉱山も含む)からの汚染事故のリスクが潜在的にあるホットスポットも選定されている。【UNEP】

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